Affair =アフェア=

主に創作小説を投稿していく予定です。

Affair=アフェア= ライオル編 4話

日向:ん…もう朝?
藍子:おっ、起きたね?おはよ
日向:え?おはよう…あっ!学校は!?
藍子:今日はお休み…って、そっか夜の記憶がないんだっけ?
日向:う、うん。また意識失ったみたいで…
藍子:話したい事は沢山あるけど、取り敢えず朝ご飯食べよ?キルトが用意してくれたからさ
日向:キルト君が?分かった


日向:ご馳走様でした。キルト君、朝ご飯ありがとう
キルト:いえ、これくらいの事なら大丈夫ですよ
藍子:さてと、ご飯を済ませたところで昨晩の事について話そっか
日向:うん。私また意識失ってたけど、何が起こってたの?
藍子:そうだなぁ、取り敢えず率直に言っていいかな?
日向:いいけど…
藍子:日向は昼夜と入れ替わってたんだ
日向:えっ!?えっと、それはつまり…?
藍子:うーん…何て言うのかな?日向が意識失ったら体が光出して昼夜になったって感じで…
日向:私が昼夜に!?そんな記憶ないよ!?
藍子:いや記憶ないの分かってるから、落ち着いて話を聞いて?
日向:あ、ごめん…

更に昼夜の事について話す藍子

藍子:…とまあ、今の昼夜に関してわかる事はそれだけかな
日向:そうだったんだ…
キルト:藍子さんの話を纏めると、入れ替わった昼夜さんは何故ここにいるのか理由が分からなくて月が呼んでいた方へ向かっていたと…
日向:藍子、私と昼夜が入れ替わってる事は話したの?
藍子:ううん、話さなかったよ。話しちゃうと余計混乱しそうかなって
日向:そっか。でも、入れ替わる現象をどうやって解決すればいいんだろう?
キルト:それについてなんですが、昨日ソウラさんが突然現れてこう言ってたんです。「西の街オエステに行けば真実がわかる」と
藍子:オエステって確か…
日向:7年前、大火事で全ての建物が全焼してしまって何もない街になったって…
キルト:僕もそう思いました。でも、ソウラさんの事ですからきっと何かあると僕は思っています
日向:解決に繋がる手掛かりが他に無いならそれしかないし、オエステに行こう!
藍子:えっ、今から!?
日向:うん。一刻も早く昼夜の為に力になりたいし
藍子:いや、そうは言うけどさ、ポシシオンからオエステまでの距離どれくらいあるか分かってる?
日向:あ、そっか!結構な距離あるから普通だと1時間半くらいかかるもんね…
キルト:一つだけ早く着く方法がある、と思います
日向:え?早く着く方法?
キルト:日向さんの言う通り本来なら普通の電車で1時間半くらい到着する距離なんですが、僕はとある電車に乗って5分で着きました
日向:5分!?
藍子:そんな速い電車あったの!?
キルト:初めて乗った時は僕も驚きました。確か「時の汽車」っていう名前でしたね
日向:じゃあそれに乗ればオエステも早く着くって事だね!
キルト:恐らく。でも乗せてもらうにはある条件が必要なんですよ
日向:条件?

時の汽車へ向かい、ご飯の材料を持ち歩く3人

日向:で、その条件がまさかご飯とは…
藍子:普通汽車って電車と同じで切符買って乗るんだけど、何でご飯なんだろ?
キルト:その運転士さんは料理を作るのが苦手でお客さんが来ない時は駅弁を買って食べるみたいです。でも駅弁ばかりは流石に飽きてきたみたいで
藍子:材料持っていくのはいいけど、別に出来上がったものを持っていけばよかったんじゃ?
キルト:運転士さん曰く、出来上がったものを早めに食べたいからだそうで
藍子あ、それはわかるかも
日向:料理出来ないなら他の駅員さんとかに頼んだ方が…
キルト:それが、時の汽車を運営しているのは運転士さん一人だけみたいで
藍子:一人で!?
日向:実は結構凄い人?
キルト:うーん、多分凄い人だと思いますよ

時の汽車に到着

キルト:おはようございます、ピリッツさん
ピリッツ:ん?お前、青帽子のボウズじゃねぇか。もうノルテに帰るのか?
キルト:いえ、西の街オエステへ行きたいのですが…
ピリッツ:7年前に全焼した街に連れてほしいって?何故そこに行く必要があるんだ?
日向:ソウラさんに真実を知りたいなら西の街に行けばわかるって言ってました!
ピリッツ:ん?あんたら見ない顔だな?
日向:あっ、初めまして。私、朝野日向って言います
藍子:私は咲夜藍子
ピリッツ:ほお?あの双子が言ってたのはそういうことか…
キルト:双子って…リルラさんとソウラさんの事を知っているんですか?
ピリッツ:おうよ。あの双子には訳ありで知り合いでな
日向:そうなんですね
ピリッツ:さて、オエステ行きに乗りたいなら条件がある
キルト:はい、ご飯ですよね?
ピリッツ:その通り。隣の車両でキッチン使えるから頼むぜ
日向:車両にキッチン…材料を持っていく事ってこういう事だったんだね
キルト:藍子さんはどうしますか?
藍子:うーん、他の車両の中見てようかな。スペース的に手伝えないと思うしね
ピリッツ:それなら、青い嬢ちゃんには別のお願いを頼みたいんだが
藍子:青い嬢ちゃん…って私?
ピリッツ:あー悪りぃな、俺は名前を覚えんのが苦手なんだわ
藍子:呼び方としてはちょっと変な感じだけど、まあいっか。それで別のお願いって?
ピリッツ:この時計を修理してくれねぇか?俺、修理すんのは苦手でよぉ
藍子:時計修理か…任せて!
ピリッツ:ただし、この時計はただの時計じゃねぇから修理すん時は慎重に頼むぜ?
藍子:ただの時計じゃない?それってどういう…
ピリッツ:Zzz…
藍子:って、寝るの早っ!?
キルト:ピリッツさん、待つ時はすぐ寝ちゃうんですよ…
日向:つまり早くご飯作れってことかな…
キルト:そういうことです
日向:それじゃ、オエステ行くためにも早くご飯作りますか!

30分後…

日向:よし、こんなものかな
キルト:ピリッツさん、ご飯出来ましたよ!
ピリッツ:おっ、待ってたぜ!
日向:藍子、時計の方は大丈夫?
藍子:もうそろそろ終わる…っと、ピリッツさんこれでどうかな?
ピリッツ:おっ、完璧じゃねぇか!修理してくれてあんがとな
藍子:いえいえ
ピリッツ:んじゃ、冷めないうちに飯食うか!


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